カウンセリング・心理療法

オーダーメイドのカウンセリング

相談室にいらした方がどのようなカウンセリングに取り組むのかは、人によってさまざまです。抱えておられるお困りごとの性質や、「どうなりたいか」というニーズや、心理療法に使うことができる時間とお金のコストなどを考慮しながら、その頻度と内容を話し合って決めていきます。一緒に、「何を目的とするのか」「そのためにここでどんな時間を過ごすのか」「面接と面接の間隔はどれくらい開けるのがよいか」「いつ心理療法を終えるか」をじっくり検討して、あなたにとって最適なカウンセリングを仕立てましょう。

他の方のカウンセリングをのぞき見て、自分のやり方と違ったやり取りを見聞きしたとしても、「あぁ、私は自分に合ったやり方で取り組めているな」という安心につながるようなカウンセリングを目指します。

大船こころの相談室の心理療法

大船こころの相談室では、次の3つのカウンセリングをオーダーメイドに組み合わせてご提供します。

支持的心理療法

誰かと話をして「安心した」「考えがまとまった」「スッキリした」「勇気がわいた」といったよい経験をしたことがあるでしょうか。

支持的心理療法は、カウンセラーが専門的な聴き方をすることで、あなたのこころのゆとりを増やしたり、より冷静に物事に対して向き合ったりすることを助けるカウンセリングです。不安であったり、怒りを抱えていたり、何らかの精神的な重荷によって失われている、健康的なこころの働きを取り戻すことをお手伝いします。

カウンセラーがご助言をしたり、必要な知識や情報をお伝えしたりすることも多いです。

精神分析的心理療法

「こころに浮かんだことを何でも自由に話す」ことで、あなたが自らのこころの奥深くと出会うことを助けるカウンセリングです。

このカウンセリングがうまく進むと、こころの中にある問題や生きづらさが、カウンセラーとあなたの関係を通して現れ出ることがあります。そのようにして浮かび上がってくる、これまで気づいていなかった自分自身のこころと出会うことによって、これまで超えることができなかった生きづらいパターンを越えていくことを目指します。

精神分析的心理療法は、カウンセリングを日常生活の一部にすることで効果を発揮するセラピーです。最低でも週に1回以上はご来室いただく必要があります。

マネジメントにもとづく心理療法

あなた自身の変化を直接の目的にはせずに、環境に働きかける心理療法です。

お困りごとがあなたを取り巻く社会的な状況によって引き起こされている場合、そのストレスフルな状況を、より居心地のよい状況になるよう調整することができれば、困りごとが改善しやすくなります。

カウンセラーは、役に立つ社会資源を一緒に探して生活をよりゆとりあるものに変化させたり、家族や職場関係者とのあいだに入ってコミュニケーションがより円滑になるよう調整したりします。

納得できる説明を心がけます

過去にカウンセリングを受けた経験のある方から、「話は聞いてもらえたけれど、それだけだった」「勧められたワークに良くわからないまま取り組んだ」といった感想を聞くことがあります。

大船こころの相談室では、あなたが納得できる説明を行うことを心掛けています。「私がその困りごとをどう理解したのか」「その理解に基づくと、どのような支援方法が役に立つと考えられるか」「その支援はどのように進んでいくものなのか」を可能な限りご説明します。そして、カウンセラーの説明に対して、あなたがどうお考えになるかを立ち止まって話し合うことを大事にします。専門家の意見に対して、あなたが我慢して受け身でいる必要はありません。

話し合いの結果、困りごとに対するより深い理解が生まれることや、カウンセラーが提案した支援方法の選択を見直す機会が生まれることがあるかもしれません。そのようなカウンセリングは良い結果をもたらします。

また、説明を聞いて「今回はここでカウンセリングを受けない」という判断を、納得して下すことができるかもしれません。なし崩し的に良く分からないものにお金と時間を使うことに比べれば、それも良いことだと思うのです。

大船こころの相談室は、サービスを買うか買わないかの決断をあなたが納得してできることを何よりも大切なことだと考えています。

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