カウンセラー紹介

Therapist

修士(心理学)
臨床心理士・公認心理師

菅田 雄介

Yusuke Sugata

経歴

2014年 上智大学大学院 総合人間科学研究科 博士前期課程 臨床心理学コース修了

私設相談室、精神科クリニック、従業員支援プログラム電話カウンセラー、公立学校スクールカウンセラー等を兼務しつつ、精神分析的心理療法の訓練を受け始める。

精神科付属の心理相談室にて代表を務める。

2022年3月 大船こころの相談室を開室。

業績

学術

  • 日本精神分析学会第69回大会 一般演題 「セラピストの加害性を意識した一症例」 2023.11.04.

  • 日本精神分析学会第68回大会 教育研修委員会企画 「精神分析をどう学ぶか(9)」指定討論 2022.10.27.

  • 菅田雄介(2022). 乳児観察訓練における訓練生の変化のプロセスと変化の要因について 『心理臨床学研究』 第40巻 第3号 213-224.

講師

  • 講義:『カウンセリングの使い方』 ウェルビー藤沢 2024.5.7

  • 職員研修:『困難なケースにどう対応するか』地域包括支援センターふれあいの泉 2023.11.28

  • 乳幼児観察セミナー その臨床的応用:『乳幼児観察訓練の訓練効果を検証する』 小寺記念精神分析研究財団 2023.9.17

  • さっちゃんち暮らしのことはじめ:『子どものこころが育つ場所ー子育て×こころー』 地域の居場所さっちゃんち 2023.9.12

  • 医療と介護の相談:『心理士という仕事 こころの健康とは何か』 今泉台すけっと会 地域包括支援センターふれあいの泉共催  2023.7.28

  • さっちゃんち暮らしのことはじめ:『カウンセリングって何やってるの?ー他者と生きるカウンセリング 大船の相談室からー』 地域の居場所さっちゃんち 2023.2.21

所属学会・職能団体

  • 日本心理臨床学会

  • 日本精神分析学会

  • 日本心理療法統合学会

  • 日本臨床心理士会

  • 神奈川県臨床心理士会

自己紹介

Life is difficult.

心理学を学ぶため、受験勉強をしていたときに出会った一文です。
その本のタイトルはすっかり忘れてしまいましたが、この言葉はその後も何度も思い返され、今も私の胸の内にあります。

「人生は困難である」
この感覚が、私のカウンセリングの基板になっています。

大切にしている視点がもう二つあります。

ひとつは、「私たちは自分が思っているほどには自分のことを知らないし、ましてや自分のこころを制御することなどできない」という視点です。
これは私がずっと学んでいる精神分析の考え方です。

多くの人は、「人は自分の行動を制御して責任を持つことができる」という考え方に馴染んでいると思います。でも、こころの症状や生きづらさというのは、私たちの意識の外側からやってきて、自分では何が起きているのかわからないままに、私たちを苦しめ続けます。

「自分の事なんてわからないし、制御できない」という考え方は、症状や生きづらさに苦しむ方に対して温かい眼差しを向けてくれます。
そして、新しい見方で自分と出会い直すことを助けてくれます。 

もうひとつ大切にしていることがあります。
「その人の症状や生きづらさは、実はその人を取り巻く家族や職場の問題(社会の問題)かもしれない」という視点です。
これは、患者さんたちから教えてもらいました。

こころはデリケートですから、こころを取り巻く社会によって傷ついたり、形を変えられたりします。

誰かにとって過ごしやすい社会の裏側で、傷つきや負担を背負わされる人がいます。
そして本人はその被害者であるという自覚を持つことができない、ということもあります。
カウンセリングは苦しむ個人のこころの中にアプローチしようとすることが多いのですが、その人を取りまく社会の問題を、個人のこころの問題として片づけないようにも気を配らなければいけないと思っています。 

ご予約/お問い合わせ